加害者の苦悩

今週は、車でバーベキューに行ったのだけど、その帰り、深夜に川沿いの街灯のない道を運転しているとき、不意に道路の中央に狸(に見えた)が!!

「うああぁっつ!」と叫んで、右に急ハンドル。道路の中央線の突起物にタイヤが当たった振動を右側に感じるも、左側のタイヤには振動はなし。バンパーに物が当たった感触もなし。でも、その狸を上手くかわせたかどうかはわからない。その後しばらく、道路の中央でこちらを向いている狸の画像がしばらく頭から離れなかった。

運転中に動物にとび出されたのは初めてだったので、正直、動揺した。轢いてしまったかどうかは分からない。でも、そうかもしれない。だとしたら、すまないことをしたと思う。

で、動物でさえこんなに気持ちが凹むのだから、これが人間だったらと思うとぞっとする。明らかなとび出しの場合、運転者は、そんなつもりではないのに、よけ切れなければ加害者になる。その後は、裁判、遺族補償……。人身事故の場合、轢いちゃった人もかわいそうだよなぁ、と漠然とは思ったのだけど、今回、改めて加害者の苦悩をほんの少しだけ実感できた。ほんと、辛い。

幸い、あまり運転する機会はないので、今後はこういうこともないかと思うけど、教訓として、街灯のない道路ではハイビームにしておけば、とび出しもふせげるのではと感じた。どこまで有効かは分からないけど。