AFCディビジョナルプレイオフ NYJ@PIT

G+を録画しておいて、ゆっくり起きて観戦。問題なく2TD差くらいで楽勝する姿を堪能しようと思ったら…。

http://www.superbowl.com/gamecenter/live/NFL_20050115_NYJ@PIT

いやー、しんどい試合だった…。ピッツは超ギリギリの勝利。第4Qのジェッツの最初のFGは47ヤードだったので、これは外してもおかしくないと思ったから予想範囲だったものの、その後のインターセプトは完全に予想外。

それにしても、今年のピッツは強い!! だって、勝負どころでファンブルインターセプトをしても勝っちゃったんだもの。なんてったって、ディフェンスが素晴らしかった。17失点のうち、2TDはパントリターンとインターセプトリターンだから、ディフェンスがとられたのは1FGだけ。最後の第4Qでも、FGを40ヤード以上の長い距離から蹴らせたのはディフェンスがあったから。1本目の失敗はバーに当たったんだもの。いくらオフェンスが致命的なミスをしようとも、腐らずにしっかりと相手オフェンスを食い止めた結果があのFG失敗を呼び込んだと言える。いや、素晴らしかった。ホント。

それと、ランオフェンスの好調さも目立った。ベティス良かったなー。最後は消耗戦だったから、後半にフレッシュなスティーリーを使えたのも大きかったし。

終わってみれば、ディフェンスとランでの勝利という、なんとも男くさいピッツらしい勝利と言えるかも。ロスリスバーガーは、今日の試合でさらにでっかくなってほしいところ。NEが来ても、INDが来ても、どっちにしてもタフなゲームになるんだから。

フットボール中継だと、両チームの意図を説明してくれる解説者がとても重要なのだけど、今日の解説は松本直人。選手を徹底的に突き放す冷酷非情な解説が持ち味。でも、プレイ中に「あっ」とか「うっ」とか、思わず声が出てしまうような熱い面があって好き。ちばあきおのキャプテンに例えれば、「大御所」後藤完夫が谷口で、松本直人はイガラシか。

ジェッツのペニントンは、身体能力よりも判断力が高く評価されてるけど、この試合でも、ラッシュを受けた際には危険なパスを投げずにボールをホールドする姿が目立ったのだけど、一方、ロスリスバーガーがドライブしている最中に、ラッシュを受けながらパスをする姿をみて松本直人が、「あー、危ないですよ。ああいうパスはー。」と言ったそばからインターセプトリターンタッチダウンを食らう。

第4Q開始直後。10-17で7点ビハインドながら、レッドゾーン近くまで攻め込んだピッツ。緊迫した状況で松本直人が「ミスしたほうが負けますねー。」と言った直後に、ベティスがまさかのファンブル

ううう、なんか釈然としないものを感じる。

で、いろいろあって最終的にOTでピッツの勝利。試合の総括をふられた松本直人が、「うーん、結局ミスが勝敗を分けたんですが…。辛いですよねー、こういうゲームは。とっても辛い。」と、キッカーを気遣う発言。いい人だ。

そういえば、かつて大橋巨泉NHKの解説をやってたこともあったなぁ。アナウンサーよりもしゃべってたけど、僕はそれほど嫌いじゃなかった。