次世代機、三社三様

久しく、グラフィクスのことを書いていなかったのだけど、先週、次世代ゲーム機について、ソニー、MS、任天堂の各社が発表を行ったので、それについて。

http://www.itmedia.co.jp/games/special/e3_2005/
http://watch.impress.co.jp/game/docs/20050520/e3link.htm

三社の姿勢一言で表すなら、ソニーは「性能」、MSは「ネットワーク」、任天堂は「エンタテインメント」、というのが自分の解釈。

ソニーについては、以前からCELLを随所でアピールしていて、発表のデモについても、PS3単体での能力の高さを誇示するような内容。世界中にあるCELLがネットワークに繋がれば、マトリックスのような世界を創造できる、という主張にしても、とにかく高性能を最も強く押し出している印象。

MSについては、MTVの特番を見たのだけど、単に歌って踊ってるだけで、肝心のXBOX360についての情報はまるでなく、E3のレポートを見ても、たいして新しい情報は得られない。でも、GDC2005のMSの基調講演で頻繁に繰り返していたのは、ユーザ同士のコミュニケーション。既にXBOXLiveで実績はあるので、これをさらに発展させていくのだろう。

任天堂は、ニンテンドッグスエレクトロプランクトンを引き合いに出して、ゲームに限らないエンターテインメントをユーザに提供すると語りかけ、ワイヤレスネットワークを使ってDSと協調動作することも明らかになった。レボリューションの詳細なスペックの発表はなし。

自分が一番共感したのは任天堂。いや、正直、最近のゲームは複雑でついていけないっすよ。もっと簡単で、安いのがいいです。5000円近くもお金を払っても、なんかよく分からない操作方法に翻弄されて、エンディングまでたどり着けないんだろうなぁ、とか思うし。かといって、昔のファミコンみたいな絵も嫌なので、そこそこ綺麗な画面で、3000円くらいで、すっごい面白いゲームがやりたい。

ゲームにおいては、グラフィクスは重要な要素だけど、それだけじゃ困る。絵が綺麗だけど、高くて複雑なゲームは、もうコリゴリっすよ。