ネルシーニョ解任… なぜこの時期に…
個人的には今シーズンは準備期間で、来シーズンこそ本番だと思っていたので、かなりへこんだ。
だって、いくら今年の名古屋が中位力を発揮して不安定といっても、
と、要因があるわけで、この状況下でいきなり結果を求めるのは御無体というものでは。
昨シーズンオフに、フロントとしては、「選手補強を控える」−>「04シーズンメンバーを熟成させて優勝争い」という目論見だったのかもしれない。なのに、ネルシーニョはスタメンをがらっと入れ替えて、ピチブーも外してしまい、またチーム作りの模索を始めてしまった。高い金払ってほしい選手を連れてきたのに、結果も出ていない。これは約束と違うよね、ということで解任。という理屈なのだろうか。
その理屈だけとったら正しいけど、現状に合わせて柔軟に対応してほしかったよ。
今年は、確かにスタメンもシステムも試行錯誤で、結果もついてきてない。でも、がらっと顔ぶれが変わったことで、「今はまだぎこちないけど、時間がたったら何かをやってくれるかもしれない」っていう期待感にあふれるチームだと思ってた。杉本はその「新グランパス」の象徴だ。
「また下位に負けた。やっぱり名古屋だ。」なんて言ってたけど、それは「監督替えろ」って言ってたわけではなくて、「まだ成長過程なんだね、来シーズン期待してるよ」っていう心が奥底にあったんだよ。
結果を求めるべきシーズンにチーム作りを始めたネルシーニョは、約束違反だったかもしれないけど、グランパスが本当に優勝争いできるための方策としては、間違ってなかったと思う。
ヨンハ、秋田も戻ってきた、ルイゾン、藤田もフィットしかけてきた、大森ももうすぐ帰ってくる、降格ラインだってまだ現実的じゃない、なぜそこで後任もろくに決めないまま監督をクビにするのか…。(まさか、「大分が監督替えて勝ってるから」なんて理由でないことを祈るが。)
ベルデニックが解任されたときも、似たようなことを思ったけど、後任がネルシーニョと聞いて、納得いかないまでも受け入れた。が、イヴォ、パナへの愛着も含め、今でも煮え切らないものは残っている。
で、今回またコレだ。
名古屋フロントは、優秀な人間を連れてくることには長けていても、その切り方については不可解極まりない。
情けない…。こんなチームを応援しているのかと思うと、恥ずかしくなってくる。でも、選手のことは応援しているし…。ああ、悩む。