俺達は10年待ったんだ

あー、長かったなー。もう、ものすごいセンチメンタルな気分。

11年前、AFC Championshipで、逆転をかけた最後のプレー。そこで笑顔でBarryFosterを送り出したCowherに男気を感じ、以来、Cowherにもうメロメロ。奴こそ男の中の男。

翌年、Coltsの最後のHailMarryPassを叩き落として第30回スーパーボウル進出。相手は、当時最強のDallas。Aikman、Smith、Irvinのトリプレッツ。おまけにDeionSandersまでいた。対するPITは、Woodson、Lloydをはじめ、ディフェンスは申し分ないものの、オフェンスが脆弱。前評判は圧倒的にDallas。

しかし!!!

後半、7対20と離されるものの、FGで10点差とした後に、第4Q残り11分からまさかのFakeOnsideKick!!

Cowherの男度が、ここで最高潮に。これほど興奮したプレーは、今日、RandleElのTDを見るまでなかった。

このオフェンスをTDでしめくくり、いよいよ3点差。

続くKickoffは、通常のKickoffのあと、ディフェンスが魂のプレーを見せる。あのAikmanから尻餅をつくような気合のサックを奪ってボールを取り戻して、残り4分からPITの攻撃。明らかにモメンタムはPIT。時間を使い切ってTDを奪えば逆転優勝だ、さぁ、攻撃だ!というところで…。

QBのOdonnelがまさかのINT…。しかも、ディフェンスにストライクを投げるようなINT…。

結局、このあとTDを奪われPITは敗戦。これ以降、Odonnelは「使えない」の代名詞的存在として歴史に名を残すことに…。いや、彼も頑張ったと思うんだけどね…。でも、やっぱり、当時は、ものすごいやるせなさが残ったよ…。

ちなみに、このあたりのSteelersを知るには、以下の文章が最高に燃える。
(日本のPITファンの間では、半ば伝説級の文章かも)
http://www2.biglobe.ne.jp/~steeler/ts.html

ともかく、熱いアゴ男カウワーは、あのAFC Championshipの笑顔とSuperBowlのオンサイドキックで、完全に自分のヒーローに。いつか、この熱い男の率いるチームを生で見なければならないと心に決めて…。

10年たって、大学も卒業して、会社に入って、留学して、ついにPittsburghで生観戦して、なおかつそのチームがSuperBowlで勝つなんて…。

Cowherがいなかったら、留学なんてしてなかったかもしれない。そのCowherがついにChampionに。

もう、最高っすよ。ほんとに。