Coach Carter

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DVD自体はちょっと前に買ってたんですが、やっと最近観ました。あらすじは、書くのが面倒なのでAmazonから引用します。

大学進学率が最低で、卒業後は犯罪者の道を歩むものも多いという落ちこぼれリッチモンド高校のバスケットボール・チーム“オイラーズ”に、同校のOBカーター(サミュエル・L・ジャクソン)がコーチとして赴任してきた。彼は厳しい指導とともに学業や生活態度も重視。はじめ反発していた生徒たちも徐々に彼の教えに従うようになり、チームはめざましい活躍を見せるようになるが……。実話を基にしたヒューマン・スポーツ映画。スポーツのみならず、学業をおろそかにしたら試合に出さないという主人公コーチの信念が、生徒よりもむしろ大人たちから反発を食らうあたりがリアルで面白い。生徒たちひとりひとりにも焦点が当てられ、青春ものとしてもきちんとできている。アメリカ映画ならではの水準作。監督は『セイブ・ザ・ラストダンス』などのトーマス・カーター。(増當竜也

期待はあまりしてなかったんですが、予想以上に面白かったです。

弱小チームに厳しいコーチが赴任してチームは強豪に変身して、選手は慢心して…、というところまではよくある話ですが、そこから先の展開が非常に新鮮。この映画では、「スポーツだけじゃ駄目だ。路上で野垂れ死なないように、大学へ行け」とCarterは語りますが、日本にあてはめるなら、むしろ「勉強だけじゃ駄目だ」ってことになるのかな、と思いながら観てました。お勉強を職業にできるのはごくわずか、実際に社会で役に立つことは教科書にはない。そういえば、五輪代表&ジュビロ監督だった山本昌邦は「人間力」と言っていましたな。どちらにせよ、何かひとつだけじゃだめだ、ということか。

実話がベースの話ということで、ボーナストラックとして、本物のCoachCarterと元生徒のインタビューも収録されていました(日本版にも入っているかどうかは分かりませんが)。確かに、映画のほとんどの部分は事実のようです。