わくわく授業 田中龍三先生のドラマ科

今、もっとも楽しみなTV番組が、このわくわく授業。毎回、面白い授業が見られて楽しい。

今回は、「ドラマ科」。

ボール、ありじごく、アメンボ…。  全身を使ってポーズをとり、ものや動物になりきる不思議なレッスン。 ドラマ科は、相手の心を受け止め、自分の気持ちを表現することを教える教科です。  大阪教育大学附属池田中学校でこの授業を担当する田中龍三先生は、専門が音楽の教師。 「最近の子どもは、人とのかかわり方や、感情の表現が、苦手になっているのではないか」 そう感じた先生が、イギリスの教育方法を取り入れて仲間の先生たちと作ったのが、 このドラマ科です。文部科学省の研究開発学校の指定を受け、昨年度後期からは、 池田中学1年生の必修科目にもなっています。  番組では、五感を研ぎ澄まして相手の気持ちを汲み取り、 瞬発力や想像力を高めるレッスンをする 1年生の必修授業と、言葉の中にある意味を考えて、 表現するレッスンを行う3年生の選択授業の両方を取材しました。ひとつの言葉にこもる たくさんの思いを探し、感じる力、表現する力をはぐくむ田中先生の取り組みを紹介します。

「人とのかかわり方や、感情表現が苦手になっている」というのは、子供に限らず、大人でもそういう人は増えているように思う。その解決策として、「ドラマ科」というのは、とてもユニークで面白い。しかも、「自分から話すのは苦手だったけど、演技するのは楽しかった」という生徒がいて、ちゃんと意図どおりの効果が出ているようだ。確かに、面白そうだよなぁ。

あと、生徒の中でひとり、中学生とは思えないほどずいぶんと落ちついてしっかり話す女の子がいてびっくりした。さすが、優秀な中学校だけある、とやや授業と関係ないところで感心した。