NHK技研オープンハウス

http://www.nhk.or.jp/strl/open2005/index.html

NHK技研のオープンハウスに行ってきた。面白かったのは、スーパーハイビジョンメタデータ生成、骨伝導スピーカ。

スーパーハイビジョン(http://www.nhk.or.jp/strl/open2005/tenji/t08.html)は、7680×4320の解像度で、壁一面がディスプレイになっていた。伊豆半島周辺の航空写真を静止画で映しても、細かい市街の様子がわかるくらいの鮮明さ。相撲のデモでは、本当に自分が国技館にいるような気がしてきた。一定以上の解像度があれば、2Dでも没入感は味わえるのだと実感。

メタデータ生成(http://www.nhk.or.jp/strl/open2005/tenji/t14.html)は、サッカー中継において、シュートシーンや、ダイジェストをユーザが自由に再生できるようにするための技術。アナウンサーの実況や、歓声、顔認識や、選手の位置のトラッキングなど、様々な方法で、最終的に付加するメタデータの候補を次々と生成していく。デモでは去年のチャンピオンシップ第二戦の映像を使っていた(ああ、名古屋も出たかったなぁ…)。以前から、シーンチェンジをディテクトするような研究はちょくちょく見かけたのだけど、ロバストではない。結局メタデータは放送局でつけてもらうしかないのだけど、メタデータ候補を自動で生成して人間が選択する、というのはちょうどいいバランスだと思う。

骨伝導スピーカ(http://www.nhk.or.jp/strl/open2005/tenji/t44.html)は、技術としては今更だけど、初体験だったので面白かった。放送局ではヘッドフォンなどで耳がふさがっていたり、周りの音が大きかったりするので、骨伝導スピーカは都合が良いとか。納得。

あと、技術とは全く関係がないのだけど、技研の建物のすぐ横に広い芝生のグランドがあって、すごくうらやましかった。でも、交通の便が悪いのは勘弁。